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ウクライナの英雄シェフチェンコ氏、家族滞在の母国爆撃被害に心痛「食べ物も電気もない」
ロシア軍の侵攻を受ける母国に母と姉妹が滞在、現地の様子について言及
元ウクライナ代表FWシェフチェンコ氏が衛星放送局「スカイ・スポーツ」のインタビューに応じ、ロシア軍の侵攻を受ける母国に母と姉妹が残っていると現地の厳しい状況を語っている。
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シェフチェンコ氏は現役時代にウクライナの名門ディナモ・キエフから羽ばたいて、イタリア・セリエAのACミランやイングランド・プレミアリーグのチェルシーでプレー。爆発的なスピードと決定力から欧州屈指のアタッカーとして活躍し、「ウクライナの矢」とも称された。
キエフに家族が残っているというシェフチェンコ氏は、「戦闘がたくさんあった。家族は今、ひどい状態の人たちを泊めている。ブチャ(キエフ州の都市)では、食べ物も電気もない。彼らは友人で、5日前から地下で生活しているそうだ。あのあたりではひどい爆撃があった」と、ミサイルが市街地にも飛んでくる状況のなか、それを避けて暮らしていると明かした。
そのうえでシェフチェンコ氏は「ブチャとその隣町のイルピン、ホストメル。これらの町はよく知っているが、完全に破壊されてしまった。建物も残っていない。若い頃はよくブチャに練習に行ったものだ。ひどい話だ」と、思い出の残る街が爆撃を受けたことに心を痛めている。
昨夏までウクライナ代表の監督も務め、国民的な英雄とも言えるシェフチェンコ氏は、メディアの前に出て世界中に戦争の凄惨さを伝え、ウクライナへの支援を呼びかけ続けている。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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