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元スペイン代表MFマタが歴代ベスト11選出 「最高のフィニッシャー」と称したのは?
ドログバを最前線に置くなど11人選出 チームの指揮を執るのはロナルド・クーマン監督
イングランド1部マンチェスター・ユナイテッドの元スペイン代表MFフアン・マタが、自身の選ぶ歴代ベストイレブンとそのチームを指揮する監督1名を選出。元Jリーガーの同胞ストライカーや、ともにUEFAチャンピオンズリーグ(CL)制覇を経験したチェルシー時代のチームメイトなど豪華な顔ぶれが名を連ねた。英誌「フォー・フォー・トゥー」が報じた。
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現在33歳のマタはスペイン1部レアル・マドリードの下部組織出身だが、トップチームでは出番がなく、2007年にバレンシアへ移籍し、そこから大きな飛躍を遂げた。2011年に加入したチェルシーではCLとヨーロッパリーグ(EL)制覇を貢献。その後、14年にマン・ユナイテッドへ移籍した。
マタが選んだベストイレブンは、11人のうち10人はチェルシーかユナイテッドでともにプレーした選手となった。
GKはダビド・デ・ヘア。4バックは右からブラニスラフ・イバノビッチ、リオ・ファーディナンド、ジョン・テリー、パトリス・エブラが並ぶ。
中盤はアンカーにマイケル・キャリック、その前にフランク・ランパードとライアン・ギグスというトライアングルに。マタはチェルシーのレジェンドであるランパードについて「シンプルにイングランドサッカー界最高の1人」と話している。
前線は3人。最前線の9番のポジションには「素晴らしい思い出を分け合った」仲のディディエ・ドログバ。そしてその脇を固めるFWの1人としてイングランド代表とユナイテッドの歴代最多得点記録を持つウェイン・ルーニーを選んだ。
そして、唯一バレンシア時代のチームメイトの中から選ばれたのはダビド・ビジャだ。2019年にはJ1ヴィッセル神戸でプレーした点取り屋について、マタは「両足を使える最高のフィニッシャー。ボックス内で1タッチ2タッチで点を決めるポジショニングは彼のインテリジェンスの賜物だ」と称賛した。
さらにマタはこのドリームチームを率いる監督も選出。「サプライズかもしれない」と前置きしたうえで選んだのは、前バルセロナ指揮官のロナルド・クーマンだった。このオランダ人指揮官はマタが在籍していた当時のバレンシアでチームの崩壊を招いた張本人としての悪評を集めたが、当時19歳だったマタをスタメンに抜擢。マタは「ビセンテ(・ロドリゲス)のような経験豊富な選手がいたなかで、クーマンは僕を信頼してくれた最初の監督だった」と恩人としてのエピソードを明かしている。