宿敵の壁を越えた心温まる物語 アーセナルサポーターがトットナムサポーターの命を救う

アーセナルサポーターが友人のトットナムサポーターに腎臓を提供

 サッカー界でも有数の宿敵関係にあるアーセナルとトットナムの間に、感動を呼ぶ物語が生まれた。アーセナルサポーターのダニー・リードさんが、腎臓に重い疾患を患っていた親友のティム・リードさんを救うべく、腎臓提供を申し出て無事に移植手術が成功したと、英紙「デイリー・ミラー」が報じている。

 アーセナルとトットナムによる「ノースロンドン・ダービー」は、プレミアリーグに止まらず、世界的に見ても長い歴史を誇る熱狂的なダービーマッチだ。ピッチ内では退場処分も厭わぬほどの激しいプレーが繰り広げられ、ピッチ外ではサポーター同士による殴り合いなどの事例も数多くあり、両チームの選手、サポーターは宿敵という表現にふさわしい間柄として知られている。

 手術を終えたティムさんは、facebookで「君は汚いグーナー(アーセナルサポーターの愛称)だけど、親友と呼べることを誇りに思っているよ!」と冗談交じりのコメントとともに、ダニーさんと力強く握手を交わす写真を投稿した。

 

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