神戸、司令塔イニエスタ不在の課題は? 初陣SB起用の槙野智章が“改善点”を指摘

名古屋FWマテウスとマッチアップした神戸DF槙野智章【写真:Getty Images】
名古屋FWマテウスとマッチアップした神戸DF槙野智章【写真:Getty Images】

名古屋のプレスに苦しみ、0-2で黒星スタート

 ヴィッセル神戸は2月19日、J1リーグ開幕戦で名古屋グランパスと対戦し、敵地で0-2と敗れた。今シーズンから加入し、公式戦初戦で本職ではない右サイドバック(SB)で起用された元日本代表DF槙野智章は試合後、「ボールを動かす時の選手の距離感は改善ポイント」と語った。

【注目】白熱するJリーグ、一部の試合を無料ライブ配信! 簡単登録ですぐ視聴できる「DAZN Freemium」はここから

 神戸は元スペイン代表MFアンドレス・イエニスタが欠場。中盤のダイヤモンドは新加入のMF汰木康也を頂点に、インサイドハーフにMF山口蛍とMF扇原貴宏の元日本代表コンビ、アンカーにスペイン人MFセルジ・サンペールが入り、4バックは右から槙野、DF大﨑怜央、DF小林友希、元日本代表DF酒井高徳と並んだ。

 槙野は右SBでの出場に関して、三浦淳寛監督と「求められていることは話して」試合に臨んだという。槙野にとっても「たぶん(プロ)2年目ぶり」というSBでの起用だったが、イニエスタの不在に加え、チーム全体が名古屋のプレスに苦しんだこともあり、元日本代表MF稲垣祥のゴールとオウンゴールで0-2と敗れた。

 槙野は黒星発進となったことについて、「ボールを動かす時の選手の距離感は改善ポイント。ボールの奪われ方、スライドの部分は修正しないといけない。どんな形であろうと点に絡むこと、チームを助けることが、サイドとしてもそうだし、僕に求められていること。何度かセットプレーでチャンスがあったけど、決めなければいけないシーンだった」と振り返った。

 名古屋戦の出場でJ1通算400試合出場の節目となったが、「意識していた数字。勝利してメモリアルに花を添えたいと思っていた。この先も偉大な先輩たち、偉大な数字に向けてやっていかないといけないし、何よりヴィッセル神戸にタイトルを獲りに来たので、記録よりもそっち(タイトル)のほうにより興味を持ってやっていきたい」と、早くも次の試合に向けて気持ちを切り替えていた。

page1 page2

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング