「日本の選手は群を抜いている」 横浜FMの豪州人コーチ、国民的特性とレベルの高さを絶賛

セルティックの井手口陽介、旗手怜央、前田大然【写真:Getty Images】
セルティックの井手口陽介、旗手怜央、前田大然【写真:Getty Images】

横浜FMオントンヘッドコーチ、日本人選手のレベルについて言及

 横浜F・マリノスのショーン・オントンヘッドコーチが、英メディア「フットボール・スコットランド」に対し、スコットランド1部の名門セルティックに日本代表FW前田大然が移籍したことを踏まえて「日本の選手のレベルは群を抜いている」とコメントしている。

 前田はマリノスでJ1得点王に輝き、今冬にセルティックへ期限付き移籍。記事でも「夏には完全移籍になる予定」とされているなか、新天地デビュー戦でゴールし、2月6日のマザーウェル戦でも得点を奪った。

 そのうえでオーストラリア人のオントンコーチは、セルティックで日本代表FW古橋亨梧やDF旗手怜央も活躍を見せ、MF井手口陽介も冬の移籍市場で加わっているなか、日本人選手のレベルについて言及した。

「日本の選手のレベルは群を抜いている。それを多くのチームで見ることができる。私が働いていたインドなどでは、試合に勝つこと、あるいはチームの中核としての存在を外国人選手に大きく依存している。しかし、日本では多くの試合で、外国人がベンチスタートになっているのを見ることができる。外国人が入ってきからクオリティーが上がるとは限らない」

 そして、オントンコーチは「もちろん、Jリーグには優秀な外国人もいる」としたうえで、日本人選手の特性を説明している。

「日本人選手については、これ以上ないほど高く評価している。技術的な面でも、仕事に対する姿勢でも、侍のようなメンタリティーでもね。彼らは『もっともっと』と言う。だから彼らをどうやったらより成長させられるか、常に考えている。OKさえ出せば、1日中でもグラウンドに出て次の試合に向けて練習しているだろう。そして試合の中で見せるメンタリティー、テクニック、戦術、どれを取っても彼らは素晴らしい選手たちだ」

 昨夏まで横浜FMを指揮し、その後にセルティックの監督に就任したアンジェ・ポステコグルー監督の下でもコーチを務めていたオントンコーチは「ポステコグルー監督が連れてきた選手たちを見ていると、正直なところ、もっともっと上のレベルに行ける選手たちがたくさんいる」とも話す。

 今後もステップアップを目指して欧州移籍を志す日本人選手は数多く出てくるのは確実と言えるが、そのレベルは決して悲観するものではなく、むしろ高いものだとオントンコーチは太鼓判を押している。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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