アーセナル、冨安不在でシステム変更の可能性 「右サイドの攻撃力を引き出す戦略」と英指摘

アーセナルの日本代表DF冨安健洋【写真:Getty Images】
アーセナルの日本代表DF冨安健洋【写真:Getty Images】

次節ウォルバーハンプトン戦で3-4-3システム採用も

 イングランド1部アーセナルの日本代表DF冨安健洋はふくらはぎの負傷で離脱し、次節ウォルバーハンプトン戦(現地時間2月10日)は欠場の見込みだ。右サイドバックで重要な役割を担ってきただけにチームに大きな影響を与えているが、現地メディアによれば、冨安不在でアーセナルがシステム変更を行う可能性を指摘している。

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 冨安はボローニャから新加入してデビューから右サイドバックのスタメンに定着。プレミアリーグにおいては怪我や新型コロナウイルス以外の欠場はなく、ミケル・アルテタ監督からの信頼は揺るぎないものとなっている。

 一方で冨安以外に頼れる右サイドバックが不在という状況も浮き彫りとなっており、冨安の戦線離脱を受けて今冬の移籍市場では新戦力補強も噂されたほど。アルテタ監督はセンターバックのDFベン・ホワイトをサイドにシフトするなどの対応策を取っている。

 そうしたなかで地元メディア「フットボール・ロンドン」は冨安の不在の間にシステム変更を解決策とするプランを考察。現状では冨安の代わりにポルトガル代表DFセドリック・ソアレスが右サイドバックとして起用される可能性が有力ではあるものの、ホワイトのコンバートも同様に攻撃面での物足りなさが残るため、3-4-3システムの採用にも目をつけている。

 ここでキーマンとして挙げられているのがコートジボワール代表FWニコラ・ペペだ。26歳のレフティーはここまで出番が限られているものの、記事ではイングランド代表FWブカヨ・サカを右ウイングバックで起用し、その前の右ウイングにペペを起用するプランが「右サイドの攻撃力を最大限に引き出す戦略」として挙げられている。

 アルテタ監督は以前から3-4-3も採用しており、2019-20シーズンのFAカップ決勝のチェルシー戦(2-1)ではこのシステムで勝利を収め、タイトルを手にしている。この時もペペが右ウイング、スペイン代表DFエクトル・ベジェリンが右ウイングバックとして出場していた。

 この3バックシステムが成功を収めればマルセイユにレンタル中のDFウィリアン・サリバが夏に復帰した際に選択肢が増えることにもなり、3バック採用で成功を収めたトーマス・トゥヘル監督のチェルシーやアントニオ・コンテ監督のトッテナムのような青写真を描くことが可能となりそうだ。

 アーセナルは2022年に入って公式戦未勝利(2分3敗)が続いているだけに何かしらの打開策を講じたいところ。冨安不在をきっかけに戦術の変更にトライすることはあるだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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