CL予選でアマチュア相手に敗れた俊輔の古巣セルティック 屈辱の1敗も指揮官は「恥ではない」

ロジャース監督の初陣で歴史的な黒星

 元日本代表MF中村俊輔がかつて所属したセルティックが、クラブ史上最悪の敗北を屈した。UEFAチャンピオンズリーグ予選2回戦の第1戦で、ジブラルタルのリンカーン・レッド・インプスと敵地で対戦。アマチュア選手を揃える相手に圧勝が予想されるなか、0-1で敗れたブレンダン・ロジャース新監督は「これは恥ではない」と強がった。英衛星放送「スカイ・スポーツ」が報じている。

 スコットランド王者が、敵地でとんでもない赤っ恥をかいた。後半3分に相手FWリー・カシアロに先制点を許すと、そのまま試合終了。相手は普段消防士や警察官、タクシードライバーなどの本職を抱えているアマチュアチーム。キャプテンで税関職員のロイ・チポリーナは「勝てたら、欧州フットボール史上最大の衝撃になるだろう」と試合前に語っていたが、1888年創設の名門としてはフットボール史上最大級の番狂わせの被害者となった。

「間違いなく落胆している。だが、これは恥ではない。タフな状況下でのタフな試合だった。我々はチャンスを生かせず、相手は生かした」

 ロジャース監督はこう語った。リンカーンの出場選手のなかには、試合開始の数時間前までタクシーを運転している選手も複数いたが、セルティックは勝てず。昨季途中にリバプールを解任されたロジャース監督にとっては新天地での初の公式戦だったが、いきなり苦難の船出となってしまった。

 

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