変幻自在なバランサー! 独特な風を吹かせる浦和“曲者MF”の絶妙ムードメイク

監督の教え子・岩尾の加入に「ライバルでもあり、高め合える存在になりたい」と意欲

 その浦和からは昨季限りでDF槙野智章(→ヴィッセル神戸)、DF宇賀神友弥(→FC岐阜)といったムードを作ってきた選手が退団した。その中で始まったキャンプを「最初のうちは音が少ないと感じた」と表現した平野は、新型コロナウイルスの影響もあり全員が1人部屋になっている宿舎でも独特な行動を取っているという。

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「エレベーターから降りてすぐの部屋なんで、わざとドアを開けてスピーカーで音を鳴らすんですよ。多種多様ですね。ヒップホップ、バラード、ケンさん(MF岩尾憲)、周作さん(GK西川周作)向けに昔の曲も入れてね。陽キャだと思わせておかないと」

 まさに、その岩尾は徳島ヴォルティス時代からロドリゲス監督の絶大な信頼を得ている選手であり、獲得が決まった時には「え? 来ちゃうの? かぶるやんって」という正直な感想があったという。一方で、水戸にも所属経験がある岩尾のことを、チームメイトから聞いていた部分もあるとして、同じチームでのプレーを楽しみにしているとも話す。

「長い目で見たらこの1年でサッカー選手が終わるわけじゃない。遠藤(保仁)選手、(中村)憲剛選手、長谷部(誠)選手とか見てきたけど、水戸の仲いい先輩から岩尾選手のことは聞いていたし、J2の時に戦ってもいて、関われるのは貴重な経験。ライバルでもあり、高め合える存在になりたい。言い方は悪いけど、入ってきちゃったんだから、過密日程だしいい意味で高め合って、いいチームの土台になるために切磋琢磨したい」

 同じ水戸から加入したMF松崎快とGK牲川歩見のことを、「恋人ではないけど、沈黙の空間に一緒にいても気まずくないくらい」と話すなど、独特な表現力を持つ。そして練習中には小声でボソッとほかの選手をいじる姿もある。「ツッコミ型がいれば自分が出ていこうとするし、バランサーですね。変幻自在に」と、ムードメイクもゲームメイクと同様に多彩だ。

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