欲しかった代表初ゴールで満足せず、さらなる高みへ

　代表初ゴールの場面では、右サイドを崩した味方に連動して、大外からゴール前へ一気に走り、相手ディフェンダーともつれながらもしっかり詰めた。

「左サイドで外に張っていたのですが、池田（太）監督から『右サイドにボールがあってチャンスがあったら、中にどんどん仕掛けて行け』と声をかけてもらっていました。逆サイドでFWが流れて、岩渕選手がクロスを上げてくれたのですが、『ここは走らなくちゃ』『今はチャンスだ』と感じたので、一直線であそこに走って行きました」

　グループリーグを終えた段階では、ゴールの下ごしらえにとどまっていた自分自身への悔しさも見せていたが、ここで吹っ切ってくれそうだ。

「得点が個人的には欲しかったですし、どうにかゴールに絡みたいというところで、1得点1アシストという形で絡めたのは、個人としても嬉しかったです。ここで満足せずに、よりゴールに関わるプレーを増やしていきたいなと思います」

　アジアカップ3連覇を狙うなでしこジャパンの中で、宮澤の存在感も増していきそうだ。