アーセナル冨安の“最多データ”に英注目 「アルテタは偽サイドバックとして起用」

アーセナルDF冨安健洋【写真:Getty Images】
アーセナルDF冨安健洋【写真:Getty Images】

最多タックル数、最多空中戦勝利数など、4つの項目でチームトップの数字を記録

 2021-22シーズンの開幕直後にボローニャからアーセナルに加入した日本代表DF冨安健洋は、すぐにチームの右サイドバック(SB)でレギュラーとして起用されるようになった。英サッカー情報サイト「Squawka」は、公式ツイッターで冨安がクラブトップのパフォーマンスを見せた項目を発表している。

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 昨夏の移籍市場、最終日にアーセナルに加入した冨安は、リーグ戦3連敗という最悪のシーズンのスタートを切ったクラブで、第4節のノリッジ戦(1-0)で先発出場を果たす。第5節のバーンリー戦(1-0)からはフル出場を続けると、第12節でリバプールに0-4で敗れるまで、加入後8試合を無敗(6勝2分)という数字を残した。

 その後もレギュラーとして活躍を続ける冨安は、ここまでアーセナルで公式戦17試合に出場して1アシストを記録している。また、「Squawka」の公式ツイッターによれば、これ以外にも下記のスタッツにおいて、チームトップの数字を出しているという。

・最多タックル数
・最多空中戦勝利数
・最多クロスブロック数
・最多クロス成功数(CKを除く)

 最終ラインに入っている冨安が、攻守において貢献していることから、「Squawka」は、YouTubeチャンネルで、「インバーテッド・フルバック(偽SB)とは何か」という動画を配信。そのなかでも冨安が「単なるDFにとどまらず、ミケル・アルテタは偽SBとして冨安を起用している」と指摘。そして、左SBのDFキーラン・ティアニーの平均ポジションが左サイドの高い位置にあるのに対し、右SBの冨安が、低めのポジションでやや中央に絞っていることに着目した。

 さらに、アーセナルが冨安を獲得した理由にも言及。この「偽SB」という戦術を生んだとされるのは、マンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督だが、アルテタ監督は、アーセナルの監督に就任するまでシティでグアルディオラ監督のアシスタントコーチを務めていた。「その当時からボローニャでプレーしていた冨安が、『偽SB』として優秀な数字を残していたことを知っていたアルテタ監督が獲得に動いた」と伝えている。

 所属するアーセナルでは右SB、日本代表ではセンターバックと異なるポジションを苦も無くこなしている冨安だが、サッカーの母国イングランドでも、そのパフォーマンスは大きな注目を集めている。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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