英紙が予想する王者レスターの今季理想布陣 4つの候補システムに岡崎の名は…

ムサ加入で厚みが増した攻撃陣 岡崎は先発予想から外れる

 プレミア王者レスター・シティは、8日にCSKAモスクワからナイジェリア代表FWアーメド・ムサをクラブ歴代最高額となる1600万ポンド(約21億円)で獲得したと発表。今夏の移籍市場で4人目の新戦力獲得となった。昨シーズンの主力から放出した選手はいまだゼロで、UEFAチャンピオンズリーグに臨む新シーズンに向けて着実に戦力の上積みを行っている。

 レスターの地元紙「レスター・マーキュリー」では、新加入選手も含めた2016-17シーズンの先発予想を公開している。クラウディオ・ラニエリ監督がレスターで愛用する4-4-2システムをはじめ、新戦力の特長も踏まえた上で、4-3-3、3-5-2、4-2-3-1など様々なバリエーションが考察されている。

 昨季最も多く使われた4-4-2の予想を見ると、主な変更点は2トップの一角から日本代表FW岡崎慎司が外れてムサが入った点と、ダブルボランチの争いにニースから獲得した元U-21フランス代表MFナンパリス・メンディが加わるという2点だ。

 同紙の予想ではクラブレコードで獲得したムサと、昨季24得点でプレミアリーグMVPを獲得したイングランド代表FWジェイミー・ヴァーディの快足2トップが、前線のファーストチョイスになると見られている。昨季は出場36試合のうち28試合でスタメンに名を連ね、ヴァーディの相棒を務めた岡崎だったが、得点数はストライカーとしては物足りない5得点。3月14日のニューカッスル戦で決めた衝撃のオーバーヘッド弾など印象的なゴールも決めたが、評価されていたのは守備での貢献やポストプレーの部分。決定力では、昨季ロシアリーグで30試合13得点を決めたムサに軍配が上がる。

 

page1 page2 page3

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング