ミランが公開紅白戦を計画 「イタリア人選手VS外国籍選手」

 

ミラン会長「数週間のうちに正式発表する予定」

 

 ACミランのシルビオ・ベルルスコーニ会長が毎週火曜日に本拠地サンシーロで「トゥット・ミラン」と称した公開紅白戦を開催する方針を示した。イタリア地元紙ガゼッタ・デロ・スポルトのインタビューで明らかにしたもの。

「私は現在トゥット・ミラン(全ミラン)と呼ぶプロジェクトを進めている。これはミランのイタリア人と外国籍選手の対抗戦で、連戦となるだろう。数週間のうちに正式発表する予定だ」

 イタリアの元首相はこう語っている。

 イタリア国籍のチームを「ミラン・アッズーロ」、それ以外を「ミラン・オールスターズ」に分け、本拠地で紅白戦を行う計画だという。ミランの練習場ミラネッロでのトレーニングはほぼ非公開で、サポーターはその様子を見ることはできない。実現すれば、格好のファンサービスとなる可能性もある。入場料を設定するなら、クラブの増収にもつながるかもしれない。

 ガゼッタ紙は両チームとも4-3-3システムを予想し、本田はミラン・オールスターズの予想スタメンに名を連ねている。GKはディエゴ・ロペス、DFはエッシェン、アレックス、サパタ、アルメロ、MFはチェルシーから期限付きで加入したファン・ヒンケル、デヨング、ムンタリが並ぶ。3トップは本田、フェルナンド・トーレス、ジェレミー・メネズと現在のレギュラー陣が占めている。

 一方、ミラン・アッズーロはGKアッビアーティ、DFアバーテ、ボネーラ、ザッカルド、デシリオ、MFポーリ、モントリーボ、ボナヴェントゥーラ。FWはサポナーラ、パッツィーニ、エルシャラウィとなっている。

 現在、モントリーボやサポナーラ、ファン・ヒンケルなど故障者が多いミランだが、フィリッポ・インザーギ監督がメンバーを選考する上でピッチでの結果と日頃の練習態度を参考にすると明言しているだけに、紅白戦の白熱は必至。ベストメンバーが揃えばハイレベルな名勝負も期待できるかもしれない。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

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