C・ロナウドの1G1Aでウェールズ撃破 ポルトガルが2-0勝利で04年大会以来2度目のEURO決勝進出

ベイルとの銀河系対決制する

 “銀河系エース対決”を制して欧州選手権(EURO)決勝進出を果たしたのはポルトガル代表のFWクリスティアーノ・ロナウドだった。準決勝ポルトガル対ウェールズはレアル・マドリード所属のロナウドとFWギャレス・ベイルがそれぞれ持ち味を出したが、ロナウドが1ゴール1アシストの活躍で2-0勝利の立役者となった。ポルトガルは自国開催の04年大会以来2回目となる決勝の舞台へと駒を進めた。

 ポルトガルはMFウィリアム・カルバーニョを累積警告で欠くだけでなく、DFペペが左足を痛めて欠場という事態に見舞われた。対するウェールズはMFアーロン・ラムジー、DFベン・デイビスと攻守の核が出場停止となる中でキックオフを迎えた。

 立ち上がりはロングボールを使うなどお互い様子を見るような展開となった。15分にポルトガルがロナウドとのワンツーで右サイドを抜け出したMFジョアン・マリオが際どいシュートを放ったのが最初のチャンスだった。

 ウェールズはベイルが中盤で攻撃を組み立てる場面が多く、ラムジー不在を感じさせた。しかし19分には右CKからサインプレーでベイルが左足シュートを放ち、その後も右サイドを縦に突破してクロス、ハーフライン上からドリブルで持ち込んでの強烈なミドルとスーパーエースが存在感を発揮し始める。

 一方、ロナウドも43分に右サイドのクロスを頭で合わせたが枠外。スコアレスで前半を折り返したが、後半4分、ロナウドの決定力が爆発する。右CKからショートコーナーを仕掛けると、強烈な跳躍力を見せたロナウドのヘディング弾が炸裂。お馴染みの背番号7を誇示するゴールセレブレーションも飛び出し、元フランス代表の「将軍」と呼ばれたミシェル・プラティニ氏に並ぶCR7の大会通算最多9得点目でポルトガルが1-0と先制した。

 勢いに乗るポルトガルは3分後、再びロナウドが得点に絡む。クロスのこぼれ球を拾ってペナルティエリア右からシュートを打つと、ゴール前に詰めたFWナニが角度を変えて追加点をゲットした。

 

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