優勝候補・静岡学園へ“緻密なマネジメント”で対抗 関東第一、システム転換で波乱の可能性も!?【高校選手権8強展望&注目選手】

関東第一・小野監督の緻密なゲームマネジメントが8強進出の要因に

 3回戦の矢板中央戦では後半の押し込まれた時間帯で4-3-2-1システムへシフトチェンジ。相手のカウンターを封じながら、前線3枚の攻撃力を維持し続けたことで、林に代わって投入されたFW坂井航太(3年)が躍動し、彼のスピードで相手の守備を混乱させ、肥田野からのパスを受けた本間が決勝弾を叩き込んだ。

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 小野監督の緻密なゲームマネジメントがベスト8進出の大きな要因になっているだけに、静岡学園を相手にどう挑むのかは実に興味深い。

「静学はどのタイミングで前に出てくるかが難しい。一瞬でも間違えれば、一気に刺されてしまう。相手の両サイドのポジションをいかに下げさせるかを考えないといけませんし、特に左のウイング(古川)をワイドに張らせてしまうと危険なので、システム的に考え直さないといけないのかなと思っています」

 矢板中央戦後の会見で静学対策について問われた際、小野監督は素直な思いをこう口にした。スタートから4-3-2-1システムにしてサイドに蓋をしてカウンターを狙うのか、それとも、今まで通りの3-4-2-1システムで配置転換をして攻略するのか。小野監督の采配に注目が集まる一戦だ。

●準々決勝その他のカード
大津(熊本)×前橋育英(群馬)
東山(京都)×青森山田(青森)
桐光学園(神奈川)×高川学園(山口)

●注目選手
大津(熊本)
FW小林俊瑛(2年)

前橋育英(群馬)
MF笠柳翼(3年)

東山(京都)
FW藤枝康佑(3年)

青森山田(青森)
MF松木玖生(3年)

桐光学園(神奈川)
MF山市秀翔(3年)

高川学園(山口)
MF林晴己(3年)

(FOOTBALL ZONE編集部)



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