冨安復帰のアーセナル、首位マンC相手に前半圧倒も退場者を出して終了間際に決勝点献上

アーセナルDF冨安健洋はシティ相手に奮闘【写真:Getty Images】
アーセナルDF冨安健洋はシティ相手に奮闘【写真:Getty Images】

前半31分にサカのゴールで先制するも、後半にガブリエウが退場処分となって1-2と逆転負け

 アーセナルは2022年元日、プレミアリーグ第21節で首位マンチェスター・シティと対戦し、先制するもPKを献上して同点とされ、その後退場者も出したなかで、なんとか1-1で勝ち点1を得た。前節にポルトガル代表DFセドリック・ソアレス、イングランド代表MFエインズリー・メイトランド=ナイルズとともに、新型コロナウイルス陽性反応が発表されていた日本代表DF冨安健洋が先発復帰した。

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 冨安は昨年12月18日のリーグ第18節リーズ・ユナイテッド戦(4-1)で後半15分過ぎに右ふくらはぎあたりを気にして座り込んでしまい、そのまま負傷交代。状態が懸念されるなか、続くノリッジ・シティ戦(5-0)はコロナ陽性反応が発表されて欠場していた。

 コロナ感染拡大の影響で延期となったウォルバーハンプトン戦を経て、2022年初戦となるシティ戦に冨安は右サイドバック(SB)で先発出場を果たした。

 アーセナルは前半10分、ノルウェー代表MFマルティン・ウーデゴールが敵陣ペナルティーエリア内で相手GKエデルソンに倒されたかに見えたが、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)介入の結果、ノーファウル判定となった。

 前半13分、冨安はシティのイングランド代表FWラヒーム・スターリングの突破を粘り強いディフェンスで阻止。さらに同20分には、右サイドのスペースに抜け出して後方からのロングボールをダイレクトでクロスを狙い、攻撃でも存在感を示す。

 攻撃の圧を強めるアーセナルは前半31分、ウーデゴールの展開からスコットランド代表DFキーラン・ティアニーが持ち上がり、ペナルティーエリア内へのパスをイングランド代表MFブカヨ・サカがダイレクトで合わせ2022年のチーム初ゴールで先制点を奪った。

 1点リードで後半に突入したアーセナルだったが、後半8分にスイス代表MFグラニト・ジャカが相手MFベルナルド・シウバを倒してしまう。VARの進言を経て、オンフィールドレビューの結果、ジャカへのイエローカードとともにシティにPKが与えられ、これをアルジェリア代表MFリヤド・マフレズに決められて同点とされる。

 さらに、後半12分に相手のミスを突いてあわやゴールのチャンスを迎えた直後の同14分、ブラジル人DFガブリエウ・マガリャンイスが2枚目のイエローカードで退場処分。1人少なくなったアーセナルは、シティに攻め込まれながらもなんとかしのぎ切っていたが、後半アディショナルタイムにゴールをこじ開けられて1-2で逆転負けを喫した。

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