監督の給料格差は16倍! 雑草軍団ウェールズの歴史的4強進出で16強敗退の“金満”英代表に酷評の嵐

英紙特集 16強で小国アイスランドに力負け「甘やかされて赤っ恥」

 ウェールズ代表は本大会初出場にして欧州選手権(EURO)準決勝進出を果たした。隣国イングランドが伏兵アイスランド相手に逆転負けを喫し、16強敗退に終わった屈辱と対照的な躍進ぶりに現地紙「デイリー・メール」は「甘やかされたイングランドに恥をかかせた」と特集。雑草軍団ウェールズとイングランド代表の衝撃的なサラリーの差を比較している。

 ウェールズはベルギー戦で相手MFナインゴランのミドルシュートで先制を許したが、前半31分に主将のDFアシュリー・ウィリアムズ(スウォンジー)がヘディングで押し込んで同点にする。

 後半10分にはFWギャレス・ベイル(レアル・マドリード)のパスを起点にMFアーロン・ラムジー(アーセナル)がゴール前にパスを送り、FWハル・ロブソン・カヌ(無所属)が鮮やかなクライフターンからのシュートで勝ち越しに成功した。同41分にはカウンターから途中出場のFWサム・ボークス(バーンリー)がヘディングを決めて3-1で勝利した。

 クリス・コールマン監督のもとで躍進するウェールズが今大会で唯一負けたのは、グループステージ第2戦で「英国対決」となったイングランドだった。しかし、そのイングランドは決勝トーナメント1回戦で小国アイスランドに負ける失態を演じ、かねてから采配に疑問符がついていたロイ・ホジソン監督が大バッシングを受け、辞任するなどサッカーの母国の現在は混乱を極めている。

 そんな2人の監督の週給には圧倒的な“格差”がある。EURO本大会24代表で年俸5億4000万円で最高給のホジソン監督が6万8000ポンド(約924万円)もの大金をもらっている一方で、コールマン監督は週給4200ポンド(約57万円)と同紙はレポートしている。

 

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