「日の丸の重みを感じた」 闘莉王、ストライカー大久保嘉人の“魂のプレッシャー”を称賛「あれだけの守備ができる」

2010年W杯で共闘した闘莉王と大久保【写真:Getty Images】
2010年W杯で共闘した闘莉王と大久保【写真:Getty Images】

2010年南アフリカW杯で共闘した大久保の魂のプレーを評価

 今季限りで現役引退を発表したセレッソ大阪の元日本代表FW大久保嘉人は、J1史上最多通算191得点を挙げるなどストライカーとして存在感を示した。かつて日の丸の舞台で共闘した元日本代表DF田中マルクス闘莉王氏は、16強に進出した2010年の南アフリカ・ワールドカップ(W杯)で見せた魂のハイプレッシャーを改めて称賛している。

 闘莉王氏の公式YouTube「闘莉王TV」の最新回はアテネ五輪代表、そして、日本代表でチームメイトだった大久保がテーマだ。

 大会直前に堅守速攻に舵を切った岡田武史監督の戦術で、試合開始直後から大久保の前線で示した果敢なプレッシングは印象的だったが、闘莉王氏は「あれだけ得点力のある、得点が欲しいと表に出せる選手は日本になかなかいない。その裏であれだけの守備ができる」と改めて評価している。

 本来は突破と得点力こそが大久保の最大の武器だったが、南アフリカの舞台では守備の部分に大幅に労力を割いた。

「前に行くハングリーさはあったが、守備に対する動きはJリーグでなかなか見られなかった。日の丸の重み、代表選手としてすべきことを、あの守備で感じた」

 Jリーグでの普段のプレーではなかなか目にすることのできない苛烈なプレッシャーは、日の丸の重責からと闘将は分析。同期の親友への愛情が伝わる最新回となっている。

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