レアル、バイエルン、アーセナルが争奪戦に参戦! 英紙がEUROで移籍金を高騰させた10人の猛者を特集

スペインを撃破したイタリアの闘将コンテも登場

 特集では評価を高めた監督も3人紹介されている。1人目ハンガリーをベスト16に導いたハンガリーのベルント・シュトルク監督。EURO出場を掛けたノルウェーとのプレーオフ直前にチームスタッフをクビにするなど大胆な策を敢行して見事本戦出場を果たした。オーストリア戦での勝利で、同国にとって44年ぶりとなるEUROで白星をもたらすなど、チームをベスト16に導いた。

 2人目はイタリアのアントニオ・コンテ監督。スター不在と言われたイタリアを組織的にまとめた闘将は優勝候補スペインを撃破。前回大会の雪辱を果たした。DFレオナルド・ボヌッチからチームをまとめ上げるその手腕を「マスター」と絶賛された。MFダニエレ・デ・ロッシも「これまで多くの監督のもとでプレーしたが、彼がその中でもベストの一人」と世界最高の指揮官に推した。今夏にチェルシーの新監督就任が決定済みだ。

 3人目はウェールズ代表のクリス・コールマン監督。躍進続くウェールズを率いる46歳の指揮官。これまではクラブチームでの監督を歴任してきたが、ウェールズの監督に就任すると58年ぶりのメジャートーナメント出場を決め、いきなりグループステージ首位通過という偉業に導いた。北アイルランドとの英国対決を制して準々決勝に進出するなどその勢いは継続中だ。ベイルという大黒柱を中心としたチームを一体感あるグループに成長させた手腕が注目されている。

 EUROでその市場価値を高めた男たちの来季去就にも大きな注目が集まることになる。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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