「全部持っていきました!」 浦和ラストゲームの“お祭り男”槙野、劇的すぎる決勝弾に興奮の一言

契約満了の槙野がラストゲームで劇的決勝弾【写真:高橋 学】
契約満了の槙野がラストゲームで劇的決勝弾【写真:高橋 学】

GK西川から「マキが最後持ってけ!」と背中を押されて決勝ゴールをマーク

 国内三大タイトルの1つ、第101回天皇杯の決勝が12月19日に国立競技場で行われ、浦和レッズが大分トリニータに2-1の勝利を収め、3大会ぶりの優勝を果たした。後半アディショナルタイムに劇的な決勝弾を挙げた元日本代表DF槙野智章は試合後のフラッシュインタビューで、「全部持っていきました!」と会心の笑顔を見せた。

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 浦和は前半6分、浦和は右サイドの深い位置まで小泉が進出すると、MF関根貴大がフォロー。そして、関根がマイナス方向へグラウンダーのボールを戻すと、MF江坂任が右足で蹴り込んで先制点を奪った。

 浦和1点リードで後半に入ると明確な4-4-2に変更した大分が序盤のペースを握り、浦和のライン間や選手の間に入り込みながら前進していった。しかし、最終的に中央を割らせなかった浦和は徐々にペースを持ち直すと、後半25分にはスルーパスに抜け出した江坂がGK高木駿と1対1になった。ここで江坂は一度ドリブルでかわしてのシュートを狙ったが、ゴールマウスに向けて必死のダイブで高木がセーブに成功し、浦和に追加点を許さなかった。

 浦和のリカルド・ロドリゲス監督はその後、FWキャスパー・ユンカーに代えて宇賀神を投入し、完全な逃げ切りモードにシフト。敵陣でのボール支配率を高める展開になり、ラスト10分を切ったところでDF槙野智章とMF大久保智明も投入した。しかし、大分は準決勝と同様に最後の粘りを見せた。自陣でのフリーキックをGK高木が前に出てきて短くつなぐと、ゴール前に上げたボールにMFペレイラが飛び込んでヘディングシュートを決め、1-1に追いついた。

 そのなかで浦和はアディショナルタイム、コーナーキックのこぼれ球をMF柴戸海がボレーシュートで狙うと、槙野が頭でコースを変えて劇的な決勝ゴール。2-1の勝利を収めた。浦和は今季限りで主将の元日本代表MF阿部勇樹が現役を引退し、槙野、宇賀神、オーストラリア五輪代表DDFトーマス・デンが契約満了でチームを離れることが発表されているが、タイトル獲得で有終の美を飾った。

 ロドリゲス監督とピッチ上で歓喜の抱擁をかわした槙野はフラッシュインタビューで、「お祭り男、エンターテイナーですからね。全部持っていきました!」と開口一番語り、「僕に残された時間とこのチームでやるべきことを考えてピッチに入りました」と語った。

 ゴールの局面を迎えるにあたっては、GK西川周作の後押しがあったという。

「西川選手が『マキが最後持ってけ! マキが前に行って持ってけ!』と言ってくれた」

 槙野は今季限りで浦和退団が決まっており、最後に「来シーズンは僕はいませんが、今いる選手、特に若い選手に素晴らしい後押しをお願いします。ありがとうございました!」とサポーターにメッセージを送った。

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