アルゼンチン国民を襲う「メッシロス」 地下鉄の電光掲示板や標識にも「レオやめないで」の悲鳴

英雄マラドーナも「次こそ王者」と必死の慰留

 “メッシ代表残留キャンペーン”は首都ブエノスアイレスで沸騰している。交通標識や地下鉄の行先表示の電光掲示板に「レオ、やめないでくれ」という文字が続々と浮かんでいる。

 公共交通機関の掲示板を使ってまで、メッシへの愛情を表明するのは南米らしいとも言えるが、それまで散々傷つけていたアルゼンチン国民がメッシへの愛情を再発見した証拠でもあると言える。今回の南米選手権では代表通算最多となる55ゴールをマークするなどその実力は世界随一。アルゼンチンサッカー協会の腐敗ぶりに嫌気がさして、メッシに続き、パリ・サンジェルマンMFアンヘル・ディ・マリア、バルセロナDFハビエル・マスチェラーノ、マンチェスター・シティFWセルヒオ・アグエロも代表引退を検討していると地元メディアにレポートされている。

 アルゼンチンの人々が早くも陥った「メッシロス」。スーパースターの翻意を心から願っているようだ。

【了】

ゾーンウェブ編集部●文 text by ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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