来季ミラン新監督にモンテッラ氏が再浮上! 若き戦術家が本田の命運を左右するか

会長が心不全で倒れ意思決定が滞る

 次期指揮官の人選は、本田を含めたミランの選手たちの起用法や去就に大きな影響を与える。チームは7月7日に指導することが決まっているため、その前には正式に監督を決める必要に迫られている。しかし、ベルルスコーニ会長が心不全で倒れ心臓弁の手術を余儀なくされたことで、様々なスケジュールが遅れている。地元紙に「デウス・エクス・マキナ(絶対神)」と表現される会長の承認なしでは、何も前に進まないミランの体質も浮き彫りになっている。

 モンテッラ氏は現役時代、ローマで元日本代表MF中田英寿らと2000-01シーズンのスクデット獲得に貢献し、得点後のパフォーマンスと小柄な体格から「アエロ・プラニーノ(小型飛行機)」の愛称で愛された。指導者に転身後は、複数のシステムを使い分ける戦術家として評価されている。

 果たしてミランは、何度もアプローチしてきた指揮官をベンチに迎えることができるのだろうか。

【了】

ゾーンウェブ編集部●文 text by ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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