南野拓実らリバプールのローテーション起用 英紙が“成功”と高評価「準備を証明している」

ミラン戦に出場したMF南野拓実とFWディボック・オリギ【写真:Getty Images】
ミラン戦に出場したMF南野拓実とFWディボック・オリギ【写真:Getty Images】

CLグループステージでローテーション起用を行ったリバプールとチェルシーが明暗

 イングランド1部のリバプールとチェルシーは、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)のグループステージ最終戦でいずれもローテーション起用を行ったが明暗が分かれた。英紙「メトロ」は、日本代表FW南野拓実を含むリバプールのローテーション起用が成功したとレポートしている。

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 リバプールは12月7日にACミラン、チェルシーは同8日にゼニトと対戦した。いずれも決勝トーナメント進出は決めていたが、リバプールは2-1の勝利を収め、チェルシーは3-3の引き分けに持ち込まれて、ユベントスに首位の座を明け渡しての2位通過となった。

 同紙では「個々の選手の素晴らしい活躍にもかかわらず、5試合で勝ち点4のチームに3失点を喫したことはチェルシーには構造的な問題があったと言える。リバプールは8人の選手を変更して臨んだが、決勝トーナメント進出の可能性を残すミランを相手に問題はなかった」と指摘した。

 そのうえで、リバプールについて週末のリーグ戦から比較して「モハメド・サラー、サディオ・マネ、アリソンだけが残り、若手のタイラー・モートンが珍しく先発し、南野拓実は慣れない中盤のポジションでプレーした。しかし、大幅な変更があったにもかかわらず、リバプールは相手よりシュート数が多く、ポゼッションもセリエAで首位のチームより多かった」と伝えている。

 一方で、南野についてのクロップ監督による「オックスレイド・チェンバレンとタキ(南野)がハーフスペースでプレーしたが、オックスレイドは本当にいい時間だったが、タキにとって本来のポジションではない」というコメントも報じた。

 クロップ監督はミラン戦後の会見で「ハングリーな選手を使いたかった」と話していたが、同紙では「クロップ監督はこれまで、ローテーションをすることに積極的ではなかったが、ミラン戦の前に必要性を認めた。このような変更を行う意思があるということは、クロップが昨シーズンから学ぼうとしていることを示している。仮にクロップがこの方法を取りたいと思っていなかったとしても、準備をしていたことは証明している」と分析した。

 1月にはアフリカ・ネーションズカップによりエジプト代表FWサラーやセネガル代表FWマネがチームを離脱するが、この間に南野が好プレーをアピールすればシーズン終盤戦でもローテーションの一角に入り込める可能性は高まっているとも言えそうだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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