久保建英は”レギュラー”になれる? アトレティコ戦ヒーローに現地記者の見解

アトレティコの本拠地ワンダ・メトロポリターノ【写真:高橋智行】
アトレティコの本拠地ワンダ・メトロポリターノ【写真:高橋智行】

名手オブラクの牙城を崩すゴールにスペイン紙も高評価

 このゴールは、久保にとって今季初得点というだけではない。マジョルカにリーガ8試合ぶりの勝利をもたらし、さらにリーガ7戦連続無敗の王者に土をつけるという、非常に貴重なものとなったのである。

 久保は試合後、ゴールシーンについて「ゴールを見た時、オブラクが巨人に見えたので少しナーバスになったけど、サイドを狙うと止められると思い、最終的に股下に賭けたがうまくいった」と冷静に判断した結果であることを明かしていた。

 久保の決勝点によりマジョルカは、今季のリーガでこれまで一度もワンダ・メトロポリターノで負けていなかった強豪相手に2-1の逆転勝利を収め、リーガ成績を4勝7分5敗とし、勝ち点19を獲得して12位まで順位を上げている。

 試合翌日のスペイン各紙は、こぞって久保のパフォーマンスを高評価した。スペイン紙「AS」はフランコ・ルッソと並び最高の「3点」と採点し、スペイン紙「マルカ」はチームトップタイの「2点」をつけた。

 同様にマジョルカの地元紙「Ultima Hora」も、「チームの2点目を決め、自身のクオリティーを証明した」とチーム唯一となる最高の「3点」を与えた。さらにこの日のゲームMVPに挙げ、「久保の復帰はマジョルカに新たな息吹をもたらせた。ワンダ・メトロポリターノで彼の存在が起爆剤となり、その素晴らしい働きの集大成が、ルイス・ガルシア監督の連続未勝利の悪い流れを断ち切る決勝点につながった」と大絶賛した。

 続けて、「最後のアクションでオブラク相手にそのクオリティーを発揮した久保は、怪我明け後の2試合目でマジョルカの希望の鍵となった。見事なショットでゴールネットを揺らして今季初得点を記録し、王者相手の敵地での激しい試合を締めくくった」と重要な役割を果たしたことを強調した。

page1 page2 page3

高橋智行

たかはし・ともゆき/茨城県出身。大学卒業後、映像関連の仕事を経て2006年にスペインへ渡り、サッカーに関する記事執筆や翻訳、スポーツ紙通信員など、スペインリーグを中心としたメディアの仕事に携わっている。

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング