3分間で電光石火の2ゴール! フランス逆転8強の主役グリーズマン「誰もが救世主と呼べる存在」

“シメオネ軍団”のエースがホスト国を牽引

「それは違うと思うし、全ての選手が救世主だ。サニャのクロスが素晴らしかったし、ジルーは相手を引きつけてくれた。もちろん、DFたちもよく守ったし、誰もが救世主と呼べる存在なんだ。僕自身は試合にうまく入れたし、ボールを触りに中盤に降りたけど、それはチームの規律のなかでのことだ」

 そして、スタメンで入った右サイドではなく、後半から中央に配置されたことにはプレーしやすさを感じているようだ。

「僕にとってランドマークになるポジションだからね。基本なんだ。ただ、前にも話したけど、僕は監督に要求されたポジションでチームのためにプレーするよ。右サイドでも中央でも、自分のすべてを出すだけだ」

 苦戦しながらも準々決勝進出を果たしたフランスは、イングランドとアイスランドの勝者と準決勝進出を争うことになる。この日の2ゴールでウェールズ代表FWギャレス・ベイルとスペイン代表FWアルバロ・モラタに並ぶ通算3ゴール目で得点ランキングトップに並んだ。所属クラブのアトレチコでは、闘将ディエゴ・シメオネ監督の薫陶を受ける愛弟子だが、今季のUEFAチャンピオンズリーグ決勝レアル・マドリード戦では痛恨のPK失敗で、欧州の頂点には立てなかった。今大会ではホスト国フランスのエースに君臨。2000年大会以来の欧州制覇へ、チームを力強く牽引している。

【了】

ゾーンウェブ編集部●文 text by ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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