3分間で電光石火の2ゴール! フランス逆転8強の主役グリーズマン「誰もが救世主と呼べる存在」

衝撃の連弾でアイルランドを撃破

 26日の欧州選手権(EURO)決勝トーナメント1回戦で、フランスはアイルランドに2-1と逆転勝利を飾った。1点ビハインドから立て続けに2ゴールを決めたフランス代表FWアントワーヌ・グリーズマン(アトレチコ・マドリード)は「全ての選手が救世主だ」と、チーム全体での勝利を強調している。フランス紙「レキップ」が報じた。

「前半は良くなかったから、ハーフタイムに選手と監督で改善点を話し合ったんだ。後半はより良い試合ができたと思うし、サポーターの応援は本当に力になった。準々決勝に進めて、誰もが嬉しいと思っているよ」

 殊勲のグリーズマンは試合全体を振り返り、こう語った。フランスは立ち上がりの前半2分でクロスボールを処理しようとしたDFラミが転倒。そのスキにボールをキープされると、カバーに戻ったMFポール・ポグバが相手を倒してPKを与えてしまった。ほぼ何もしないうちに1点を与える試合展開で、前半は攻撃しようとボールを持てども決定機は作れずに終わっていた。

 しかし、後半に入りディディエ・デシャン監督がMFキングスレー・コマンを投入してシステムを4-2-3-1に変更するとフランスの攻撃の流れは改善。同13分に攻撃参加したDFバカリ・サニャのクロスにグリーズマンが頭で合わせて同点ゴールを挙げると、同16分にはFWオリビエ・ジルーのポストプレーから再びグリーズマンが勝ち越し弾を挙げた。結果的に、これが決勝点になった。

 その活躍にインタビュアーが「あなたはフランスの救世主になったのでは?」と問いかけると、グリーズマンはそれを否定してチーム全体の活躍があったからこそだと語っている。

 

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