福西崇史氏が絶賛するFC東京MFの“超絶プレー”とは? 「みんなを楽しませてくれる」

「福西さんを削ってしまって、すごく怒られたことを覚えています」

――お2人の会話が非常に軽快だったのですが、これまでにも接点はあったのですか?

福西 あいさつをしたくらいですね。一緒に遊びに行ったり、出かけたり、というのはありませんね。プレーのことについて話をしたのは、今回が初めてですね。感覚というか、サッカー観が近い感覚はありますね。

髙萩 はい。僕が印象に残っているのは、デビューして、間もない頃にジュビロ磐田と対戦して、最初のプレーで福西さんを削ってしまって、すごく怒られたことを覚えています。

福西 ははははは(笑)。

髙萩 福西さんというより、服部(年宏)さんをはじめとする周りの方がすごく怖かったです(笑)。

福西 プレッシャーをかけまくる集団でしたからね(笑)。

髙萩 17歳、18歳の頃の僕には、すごく堪えました(笑)。

福西 削ることがあるのは、当たり前ですからね。そこでプレッシャーを与えて、プロの厳しさを教えないといけませんからね。それで、ここまで成長してくれたので、良かったです!

髙萩 ははは。あと、福西さんのYouTubeチャンネルも見させてもらっています。

福西 本当? 今度、PK対決に出てください。

髙萩 いや、実はPK苦手なんで。プレー中の駆け引きは好きなんですが、PKのように対面するとダメなんですよね。

福西 試合中にあれだけ駆け引きできるんだから、PKキッカーに向いていると思いますよ。あれだけ駆け引きできるなら、あとはキックだけですが、キックも正確なので、問題ないでしょう(笑)。FC東京は、ここから来シーズンに向けて立て直すところだと思います。僕もFC東京に関わった1人として心配しながら見ているので、髙萩選手には引き続き、みんなを楽しませながら、チームを立て直してもらえたらと思います。

髙萩 はい、頑張ります。ありがとうございます。

福西 ありがとうございました!

(後編へ続く)

[プロフィール]
福西崇史(ふくにし・たかし)/1976年9月1日生まれ、愛媛県出身。95年にFWとしてジュビロ磐田に加入すると、プロ入り後にボランチへコンバートされ黄金時代を迎えたチームの中盤を支えた。J1通算349試合62得点の成績を残し、Jリーグベストイレブンも4度受賞。日本代表としても国際Aマッチ64試合7得点を記録し、2002年日韓大会、06年ドイツ大会とワールドカップに2度出場した。04年アジアカップでは優勝を経験している。

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