「不思議なことではない」 元フランス代表MF、ジダンのPSG監督就任を予想
ジダン氏と同じマルセイユ出身MFナスリは「私にとっては驚きではない」と語る
パリ・サンジェルマン(PSG)は、ジネディーヌ・ジダン氏の招聘に動いていると報じられている。フランスではカンヌとボルドーでプレーしたジダン氏だが、マルセイユの出身であり、マルセイユとPSGは犬猿の仲にある。そのため、PSG監督就任の噂を疑問視する声も上がっているが、元フランス代表MFサミル・ナスリ氏は、可能性があると感じているようだ。スペイン紙「マルカ」が報じている。
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レアルを率いていた頃にも、PSG行きが報じられたジダン氏は当時、「PSG? 不可能だ。私はマドリードの監督であり、マルセイユ出身だ。難しすぎる」と、現実的ではないことを語っていた。だが、「マドリードの監督」という前提が崩れた今は、その考えも変わっているかもしれない。
ナスリ氏は、「私にとって、ジダンがPSGを率いることは不思議なことではないね」と切り出し、PSGにとってのメリットをこのように述べている。
「彼の得意とする役回りだ。カタールと良い関係を築いていることは忘れてはいけない。そして、偉大な選手たちのエゴをどう管理すればいいかも示してきた。彼はクリスティアーノ・ロナウドに休むことを認めさせた最初の監督だ。ジダンのような監督が、ネイマールやムバッペに『こうしろ』『ああしろ』と言えば、ほかの監督が言うよりも彼らは受け入れやすいだろう。それに、これがムバッペに契約延長を決意させる切り札にもなるかもしれない」
オレ・グンナー・スールシャール監督が退任したマンチェスター・ユナイテッドの監督就任も報じられていたジダン氏だが、こちらは彼自身が断ったと伝えられている。そのため、新監督を探すユナイテッドは、現PSGのマウリツィオ・ポチェッティーノ監督の引き抜きを目指しているとも報じられているが、果たして、ナスリ氏の予想どおりにジダン氏のPSG監督就任は実現するだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)