アギーレジャパン初招集の広島DF塩谷が積極性を前面に代表定着をつかみ取る

普段通りのプレーを

 アギーレジャパン初招集の日本代表DF塩谷司(広島)は、ミスを恐れない積極性を前面に押し出すことを誓った。アギーレ体制初陣となった9月の国際親善試合のウルグアイ戦と、ベネズエラ戦は、最終ラインのミスでそれぞれ2失点を喫した。
 塩谷はこう語った。
「ミスは得点につながってしまう。でも、失敗を恐れてチャレンジをしないのは避けたい。縦へのパスを出せるときは、入れていきたい」
 身長182センチのサイズに加えて平面でのスピードを武器にする。広島の変則3バックでは最終ラインとウイングバックを務める。だが、4バックでのプレーは未知数だ。
「普段やっていることを代表でもできたら。チャンスがあれば前線に上がっていきたいとは思うけど、バランスを崩してまで上がろうとは思わない。前線の選手から、みんなで良い守備をできたらと思う」
 代表が初陣で守備のもろさを露呈し、主力のサウサンプトンDF吉田麻也もけがで代表を辞退している。塩谷は代表定着に千載一遇のチャンスを迎えたことになる。代表定着、そして、センターバックの先発候補に。指揮官に、アピールを続ける。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

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