失意のEURO無得点で代表を引退するイブラ 「残念だが、楽しめた」

ベルギーに0-1で敗れ、通算116試合62得点のカリスマがチームを去る

 スウェーデン代表のカリスマFWズラタン・イブラヒモビッチは、欧州選手権(EURO)グループステージ第3戦のベルギー戦に0-1と敗れたことで、この試合が代表での最後のゲームとなった。19歳だった2001年1月のフェロー諸島戦でA代表デビューを果たして以来、通算116試合62得点のキャリアを積み重ねてきたスーパースターは、「重苦しい。残念だが、楽しめた」と代表人生を振り返っている。英国営放送「BBC」が報じている。

 ベルギー戦の前日会見でイブラは、このEUROを最後に代表から引退し、リオデジャネイロ五輪にもオーバーエイジ枠(各国が登録可能な24歳以上の3選手)の選手として参加しないことを発表。「失意のなかで終わることはない」と語っていたが、代表ラストマッチは苦味を感じさせるものとなってしまった。直接FK、ヘディングでゴールに迫ったものの、ベルギーゴールを割れず。相手MFナインゴランに決勝点を奪われ、グループステージ敗退が決まった。

 イブラヒモビッチ自身も、最後のEUROを無得点で終えることになったが、試合後には次のように語っている。

「重苦しい。残念だが、楽しめた。EUROで戦うチャンスを手にし、スウェーデンを代表することができたんだ。代表には数多くのファンタスティックな思い出があるよ」

 

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