“闘犬”ガットゥーゾがミラン監督に立候補! 「オレの夢はロッソネリに戻ることだ」

「今は過渡期なのかもしれないが…」

 「長年にわたり、ミランは完璧なマシーンであり続け、全員から羨望の眼差しで見られてきた。今は過渡期なのかもしれない。偉大な選手の個性がかつてクラブに影響を与えてきた。偉大な帰属意識が存在した。それが最高のプロ意識を持つもの、持たないものを支配してきた」と語った。現在のミランには、チームをポジティブな方向に導くリーダーや一流選手はいない。

「オレは12歳で家を出て、イタリア人としては海外でプレーした最初の選手の1人となった。自分に才能が全くなかったとは言いたくない。いい選手だったから言うだけでは十分ではない。だが、自分の中の炎と情熱に関して落胆したことはない。自分の第一の願いはピサ残留だ。だが、このクラブにはオーナーが2人いる。ペトローニとルッケージだ。異なったカルチョへの考え方が存在する。もしも、ルッケージのやり方でいくなら、オレは来季もここに留まる。だが、ペトローネのやり方でいくなら、ピサでの冒険は終わりだ」

 現役時代にスコットランドの強豪レンジャーズで頭角を現し、スコットランド人の夫人と結婚。ダイナモはグラスゴーの地で、今でも高い人気を誇る。ピサで手腕を発揮したガットゥーゾ氏の情熱は、ミランを眠りから覚ます起爆剤となるだろうか。

【了】

ゾーンウェブ編集部●文 text by ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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