「何があっても監督を変えろ」 EURO敗退後、本田恩師のロシア指揮官が異例の直訴!

目立ったのはフーリガンと政治家の暴言だけ

 だが、2敗1分けでGS敗退という悲惨な現状打開に、「ロシアのモウリーニョ」の異名を持つ指揮官は専任の代表監督就任の必要性を主張していた。

「サポーターに謝罪したい。我々はダメだった。敗北に価する。全ての局面で劣っていた」

 ウェールズがFWギャレス・ベイルらのゴールラッシュに沸いたのとは一方的に、スルツキー監督は何もできなかったチーム状況についてお手上げだった。

 ロシアは今大会でイングランドフーリガンとの流血の抗争と、暴徒を支持するロシアサッカー連盟と政治家の過激な発言というピッチ外の問題ばかりが注目を集め、肝心のピッチ上では何も残せなかった。2018年ロシアワールドカップに向け、懸念材料ばかりが噴出した。

【了】

ゾーンウェブ編集部●文 text by ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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