「狡猾なシュート」 三笘薫、意表を突くリズム&インサイドキックをベルギー紙称賛
シャルルロワ戦の後半9分にドリブルからシュートに持ち込んで決定機
ベルギー1部ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズのMF三笘薫は、現地時間11月6日のリーグ第14節シャルルロワ戦(4-0)で3試合連続のスタメン出場を果たし、キレのある動きを見せた。地元紙はポスト直撃の決定機を「狡猾なシュート」と評価している。
今夏に川崎フロンターレからイングランド1部ブライトンへ移籍し、ユニオンSGにレンタルとなった三笘。現地時間10月16日の第11節スラン戦(4-2)で途中出場からリーグ戦初ゴールを含むハットトリックを達成すると、同23日の第12節オイペン戦(3-2)では初先発を果たして先制PKを奪取するなど勝利に貢献した。
オイペン戦から3試合連続でスタメンに名を連ねたシャルルロワ戦は、対戦相手の中盤に元日本代表MF森岡亮太がいる“日本人対決”に。後半42分までプレーして4-0の快勝に貢献したなか、三笘は後半9分、敵陣左サイドで難しいバウンドのパスを巧みなトラップで処理すると、そのままペナルティーエリア目掛けてカットイン。マーカーが寄せきれない独特なリズムで持ち込み、右足インサイドキックで放ったシュートは意表をついてゴール右隅に向かったが、惜しくもポストを叩いてゴールはならなかった。
データ分析会社「オプタ」の数値を元にデータを展開する「SofaScore」によれば、三笘は87分間のプレーでボールタッチ52回、パス成功率82%(34本中28本成功)、シュート1本、ドリブル成功1回、地上戦デュエル勝利6回(勝率75%)、空中戦デュエル勝利2回(勝率100%)を記録。ベルギー紙「HLN」は後半9分の決定機のシーンに関して、「ミトマがポスト直撃!」「狡猾なシュート」と伝えている。
初選出となった日本代表でのゲームに、一層期待感が持たれるワンプレーだった。
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