CLとEURO制したバロンドール候補者に異議 元英国代表DFが疑問「困惑してしまう」

元イングランド代表DFリオ・ファーディナンド氏【写真:Getty Images】
元イングランド代表DFリオ・ファーディナンド氏【写真:Getty Images】

ファーディナンド氏、チェルシーMFジョルジーニョのバロンドール候補予想に言及

 2年ぶりのバロンドール選出が近づいてきている。フランスのサッカー専門誌「フランス・フットボール」が30人の候補者リストを発表して以降、誰が受賞するかは大きな話題となっている。選手、監督、識者らが、それぞれ受賞者を予想するなか、元イングランド代表DFリオ・ファーディナンド氏は、受賞の有力候補とされる1人の選手に違和感を覚えていると語った。英紙「メトロ」が報じている。

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 今シーズンのバロンドールの有力候補には、バイエルン・ミュンヘンのポーランド代表FWロベルト・レバンドフスキ、レアル・マドリードのフランス代表FWカリム・ベンゼマ、パリ・サンジェルマンのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシらの名前が挙げられている。

 そして、チェルシーの一員として昨シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)を、イタリア代表の一員として今年の欧州選手権(EURO)を制したMFジョルジーニョの受賞を推す声も多い。しかし、ファーディナンド氏はブラジル出身のイタリア代表MFが有力候補に入ることに納得できないという。

「ジョルジーニョが挙がることには困惑してしまう。彼はチェルシーで最高の選手ではない。そして、イタリア代表で真っ先に名前が挙がってくる選手でもない」と、ファーディナンド氏は自身の見解を語り始めた。

「聞いてくれ。彼はとても良い選手だ。そして私は彼に対してリスペクトを欠きたいわけではない。ただ、私にはあれだけのプレーを見せている他の選手たちと同じリストに彼の名前が出るのが分からない。CLを制したチェルシーを見ても、カンテが最後の6試合のうち5試合でマン・オブ・ザ・マッチだった。それが私を困惑させる」と語り、「彼は大きな2つのトロフィーを獲得した。それは分かっているし、理解もしている。だが、他の4選手と同じところに彼の名前が入ることには違和感を覚えるんだ」

 そんなファーディナンド氏は「今年はレバンドフスキだろう。38試合で56得点という数字は笑ってしまうよ。これはクリスティアーノ・ロナウドやメッシに並ぶような数字だ」と、バイエルンのエースを後押しした。

 チェルシーとイタリア代表で重要な役割を果たしたジョルジーニョだが、ファーディナンド氏が考えるバロンドール受賞者のイメージとは異なるようだ。
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(FOOTBALL ZONE編集部)



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