「将軍」「小さな巨人」に並んだ! 2試合連続FKゴラッソのベイルはEURO史上3人目の偉業だった

プラティニ、ヘスラーに続く、一大会2発

 まず1人目はフランスの「将軍」こと、天才司令塔ミシェル・プラティニ氏だ。自国開催の84年大会で9ゴールを叩き込んだプラティニ氏はグループリーグのユーゴスラビア戦、そして決勝のスペイン戦でFKを決めて、自国優勝に導いた。

 続く2人目の達成者は8年後の92年大会では身長166センチながら、ユベントス、ローマなどで活躍した「小さな巨人」、ドイツ代表MFトーマス・ヘスラーがグループステージのチェコスロバキア戦、準決勝のスウェーデン戦でFKを沈めている。

 いずれも当代のFKアーティストとして知られていた。その後EUROには、デイビッド・ベッカム(イングランド)やシニシャ・ミハイロビッチ(ユーゴスラビア)ら超絶FKの使い手が出場したが、FKでの1大会2得点は成し遂げられなかった。それだけにベイルの2試合連続FK弾は偉大な記録として紹介されている。

 イングランド戦では相手FWジェイミー・ヴァーディの同点弾、終了間際のFWダニエル・スターリッジ(リバプール)の決勝弾が生まれ、ウェールズは痛恨の逆転負けを喫したが、決勝トーナメント進出への望みはまだ残している。初出場のウェールズが躍進と同時に、ベイルのEURO史上初となる3試合連続FK弾が生まれるか、大きな注目を集めそうだ。

【了】

ゾーンウェブ編集部●文 text by ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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