“勝ち切れない”浦和、決定力不足にどう向き合う? ユンカー不在の誤算で課題露呈

勝ち点を奪いきれるチームになるかが今後を占う重要なポイント

 しかし、この日の浦和はその試合展開を繰り返してしまったと言えるだろう。ロドリゲス監督は「勝ち点2をこぼしてしまった。チャンスもあった。決めてもおかしくないシュートチャンスがあったが、それを決められなかった」とした上で、「本当に説明のできない結果になった」と話した。

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 前線にストライカータイプの選手を配置しないシステムでも、9月には多くの勝ち点を稼いできた。しかし、このシーズン終盤で残留やAFCチャンピオンズリーグ(ACL)出場権、優勝を争うそれぞれの立場がある試合になってくると、ゴール前の圧力は大きくなる。そこで決めるか、決めないかというところが最終的に順位を左右することになるだろう。

 山中は試合を終えて「目標のACL出場権獲得となると、今日のような試合は勝ち点3を取らないと。点になっていてもおかしくないところもたくさんあった。こういうのが決まりだしたら上に行ける」と話した。その最後のところで勝ち点を奪いきれるチームになるかどうかが、今後の浦和を占う上での重要なポイントになりそうだ。

(轡田哲朗 / Tetsuro Kutsuwada)



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