“勝ち切れない”浦和、決定力不足にどう向き合う? ユンカー不在の誤算で課題露呈

浦和レッズは主導権を握るも勝ちきれず【写真:Getty Images】
浦和レッズは主導権を握るも勝ちきれず【写真:Getty Images】

G大阪戦で痛み分け、再三の好機を決め切れず勝ち点2を失う

 浦和レッズは16日のリーグ第32節、ガンバ大阪とのホームゲームを1-1で引き分けた。試合終盤にPKが1つずつあった試合だが、それ以上に浦和の決定力不足が目につく試合展開だった。

 試合の立ち上がりから浦和は攻撃の組み立てでG大阪を圧倒した。特に左サイドからうまく前進していくプレーが目立ち、DF山中亮輔を生かしながら何度もG大阪のゴールに迫った。山中も「スカウティングからこうやって進んでいこうというのはやっているし、立ち位置で先手を取れているのが大きい。それによってフリーで受けて、相手が寄せ切る前にクロスをできている」と話し、そこまでの部分にはチーム全体に手応えが大きい。
 
 そうした中での誤算は、FWキャスパー・ユンカーが試合の登録メンバーから外れたこと。リカルド・ロドリゲス監督によると「内転筋周りのところに違和感がある。全力でプレーできる状態ではないので、メディカル上の問題で今回は外した」という状況だった。

 だからこそ山中も「前線はターゲットになる選手というタイプではないので、ボールの質も考えないといけない。速くて鋭いボールを意識した」と話し、実際に際どいボールが何本も入った。そこから最後のゴール前に入り込んだFW明本考浩、MF汰木康也、MF関根貴大は前半だけでそれぞれ1回ずつはゴール前でクロスを合わせてシュートに成功しているが、得点にできなかった。

 ボランチとして攻撃の組み立てで存在感を発揮したMF平野佑一も「もったいない試合でしたね。前半は簡単に外を外してヤマ君(山中)のクロスからチャンスを多く作ったので、そこを決められなかったのは試合のターニングポイントになった」と、悔しがった。

 このような流れは、ルヴァン杯の準決勝第1戦セレッソ大阪戦(1-1)と似た部分があった。そのゲームは前半の早い段階で山中のクロスをユンカーが決めたが、その後に2点目、3点目を奪うチャンスを逃し続けた。結果的に2戦合計で決勝進出を逃したが、ロドリゲス監督はこの戦いを「この試合(準決勝)をホームで負けたと感じています。ホームで2-0にできなかったことが大きかった。それが相手にアドバンテージを与えてしまった」と振り返っていた。

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