ミラン栄光の「10番」が中国で再出発? “爆買い”江蘇蘇寧の新監督に浮上

指導者として再出発を目指すセードルフ氏が就任すると伊メディアが報じる

 かつてACミラン栄光の「10番」を背負い、監督としても戦った男の再出発の舞台が中国になりそうだ。イタリアのサッカー情報サイト「カルチョメルカート・コム」は、中国スーパーリーグの江蘇蘇寧がクラレンス・セードルフ氏に新監督としてのオファーを出していると報じている。

 江蘇は、先日インテルの株式68.55%を取得した中国企業の蘇寧グループを親会社に持ち、冬の移籍市場ではチェルシーからブラジル代表MFラミレスなどを“爆買い”した。今季はAFCチャンピオンズリーグにも出場し、FC東京と同じグループで戦ったが、2勝3分1敗の勝ち点9で3位となり敗退。リーグ戦では現在3位となっている。

 同サイトによると、セードルフ氏の契約は7月1日以降になる見込みだという。それは、6月30日までミランと結んだ契約が残っているためで、その契約が切れ次第で中国行きを決断するとされている。

 セードルフ氏は2012年7月からブラジルのボタフォゴでプレーしていたが、14年1月にミランから2年半契約で監督のオファーを受けると、退団して就任した。加入直後の日本代表FW本田圭佑もセードルフ氏の下でプレーする形になったが、思うような成績を残せずにわずか半年で解任。しかし、その後の2年間は契約が残り、給与を受け取り続けるという状況にあった。

 蘇寧グループが買収したことで、今後インテルと選手のトレードに発展するのではないかとの見方もある江蘇で、セードルフ氏は自身の理想とするサッカーを展開することができるだろうか。

【了】

ゾーンウェブ編集部●文 text by ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

page 1/1

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング