18年W杯は大丈夫? EUROサポーター抗争にロシア議員が衝撃発言 「よくやったぞ、お前ら」

サッカー連合専務理事も務めるレベデフ氏が、暴徒化を助長するツイートを行う

 ロシアの下院議員でロシアサッカー連合の専務理事イーゴリ・レベデフ氏が、欧州選手権(EURO)フランス大会でイングランドと抗争を繰り広げて社会問題化したロシアサポーターの暴徒化について、「お前ら良くやった」とツイッターで暴言を吐いている。政府及びサッカー協会高官の衝撃的な暴言で、2018年ロシア・ワールドカップ(W杯)に対する懸念が一気に増大してきた。

 マルセイユで行われたイングランド代表との今大会初戦では、試合後のスタッド・ヴェロドロームで暴動が起きた。ロシアのフーリガンは緩衝地帯を突破し、イングランドサポーターが陣取るエリアに侵攻。椅子などを投げつける暴力行為やイングランド国旗を破るなどの衝撃的な映像が、全世界に放送された。

 フーリガンが社会問題化するイングランドのみならず、ロシアにも国際的な批判が集まり、UEFAはイングランドサッカー協会とロシアサッカー連合に次に問題を起こした場合、大会失格処分に処することを言い渡している。

 そうしたなか、ロシアの下院議員でサッカー連合の要職に就く人間が、ツイッターで衝撃的なメッセージを出している。

「ファンが喧嘩して何が悪いんだ。むしろ、よくやったぞ、お前ら。このままの調子で」

 極右政党ロシア自由民主党所属のレベデフ議員のツイートは、あまりに衝撃的だった。想像を絶するフーリガン賛歌に続き、フランスの警察組織を批判している。

 

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