ベイル衝撃FK弾の裏で起きた悲劇 試合前の練習でボールがファンの顔面を直撃し鼻骨を骨折

スペイン紙報じる エースの弾丸FKが生んだハプニング

 レアル・マドリードのウェールズ代表FWギャレス・ベイル(レアル・マドリード)は、11日に行われた欧州選手権(EURO)初戦スロバキア戦で約25メートルの直接FKによる圧巻の先制点を決めて2-1の勝利に大きく貢献した。EUROにおけるウェールズ代表史上初のゴールを決めたベイルだが、実は試合直前のウォーミングアップのFKではキックを失敗。ファンの顔面を直撃し、鼻骨を折る悲劇が起きていたという。

 ウェールズにとっては1958年スウェーデン・ワールドカップ以来の国際舞台となったEUROで、ベイルが違いを見せた。前半10分にゴール正面やや右の位置で得たFKで、豪快な一撃を決めた。ゴール左隅に突き刺さった高速の弾道に、相手GKは全く対応できず。ベイルにとっては2006年に代表最年少ゴールを記録したスロバキアを相手に、EUROで得点を挙げた初のウェールズ人プレーヤーとなった。

 だが、直接FKによる衝撃の美弾が生まれたボルドーのスタジアムでは、試合前に悲劇が起きていた。スペイン地元紙「AS」によると、ベイルは試合前のウォーミングアップのFK練習でキックミスをして、スタンドに撃ち込んでしまったという。ボールはゴール裏で選手に声援を送っていたサポーターの顔面を直撃し、鼻骨骨折と大量流血の悲劇に見舞われた。

 

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