オナイウ阿道は「今夏の移籍市場で最も優れた選手」 1試合2ゴールの活躍に現地注目

トゥールーズの日本代表FWオナイウ阿道【写真:Getty Images】
トゥールーズの日本代表FWオナイウ阿道【写真:Getty Images】

グルノーブル戦で移籍後初となる1試合2ゴールをマーク、ここ4戦5発と好調をキープ

 トゥールーズの日本代表FWオナイウ阿道は、現地時間18日に行われたフランス・リーグ2部(リーグ・ドゥ)第8節のグルノーブル戦(4-1)で2ゴールを奪い、チームの勝利に貢献した。ここ4戦5発の活躍ぶりに、現地メディアは「今夏の移籍市場で最も優れた選手」と記して熱視線を送っている。

 現在25歳のオナイウは今年7月、横浜F・マリノスからトゥールーズへ完全移籍。7月24日に行われたアジャクシオとのリーグ開幕戦(2-2)で途中出場から新天地デビューを飾ると、第5節ディジョン戦(4-2)の前半37分に右足で移籍後初ゴールをマークした。

 さらに、翌節のヴァランシエンヌ戦(1-0)で2試合連続ゴール。続くル・アーブル戦(1-1)ではCKから打点の高いヘディングシュートで今季3ゴール目をマークして迎えた今節のグルノーブル戦では、移籍後初となる1試合2ゴールの活躍を見せた。

 オナイウは1-0で迎えた前半34分、ペナルティーエリア(PA)内でパスを受けると、相手を1人かわしゴール右上へ左足で冷静にフィニッシュ。後半2分には味方からの左クロスをファーサイドで押し込みこの日2点目をマークし、リーグ戦ここ4試合で5ゴールとその勢いは止まる気配を見せない。

 オナイウの活躍ぶりに、フランスメディア「L’Opinion」も注目。「アド・オナイウ、今夏の移籍市場で最も優れた選手」と見出しを打ち、「トゥールーズにとって、今夏の移籍市場で獲得した中で相応しい選手であることを示している」と賛辞を送っている。

 データ分析会社「オプタ」によると、ゴールを量産するオナイウは、トゥールーズの選手としては2014-15年のウィサム・ベン・イェデル(ASモナコ)以来、リーグ戦(リーグ・アン&ドゥ)のシーズン最初の8試合で5ゴール以上を記録した初めての選手になったという。

 チームも好調を維持し、開幕8試合負けなし(6勝2分)で首位をキープするなか、即戦力として十分な働きを示すストライカーが今後どこまでゴール数を伸ばせるかに注目が集まる。

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