森保監督、デュッセルドルフの練習視察 独紙「田中だけでなくアペルカンプのことも…」
「ビルト」紙が森保監督の訪問に注目、プロイサー監督とは「良好な関係を築いている」
日本代表の森保一監督が、現地時間16日にブンデスリーガ2部デュッセルドルフの練習を視察した。現地メディアによると、森保監督はクラブ関係者らとMF田中碧、日独にルーツを持つMFアペルカンプ真大について話し合ったようだ。
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16日、森保監督ら関係者一行はデュッセルドルフの練習場を訪問し、トレーニングを見学したほかに同クラブのチームマネジャーであるウーベ・クライン氏、さらにクリスティアン・プロイサー監督とも談笑。ドイツ紙「ビルト」は、その時の会話について「アオ・タナカだけでなく、将来的には日本のユニフォームを着るかもしれない選手のことも話題にあがった。シンタ・アペルカンプのことだ。本紙の取材によると、日本代表のスタッフは、このU-21ドイツ代表選手が日本のA代表でプレーすることに大いに興味を持っている。そのため、モリヤスとプロイサーとの間でアペルカンプのことはこれまでも頻繁に話し合われてきたテーマだった。両者はタナカについて話し合うようになった今年夏から良好な関係を築いていて、常に意見交換を行っている」と、田中同様にアペルカンプのことも重要なテーマとして話し合われたと伝えている。
しかし、森保監督をはじめ日本代表スタッフがその動向を逐一チェックしている一方で、アペルカンプ本人の日本代表入りへの意思はまだ固まっていないようだ。「ビルト」紙は同選手の考えについて、「彼は今年の夏に本紙の取材に対して、『日本にルーツを持つ最初の代表選手になるのが自分の目標』と説明した。彼の願いは、ドイツ代表に入ることのようだ。しかしながら日本のA代表に入るほうがチャンスは大きいし、シンタはU-17とU-18日本代表でのプレー経験があって、将来的な日本のA代表入りの可能性については、『それはそのうち分かると思います。今はオープンにしておきます』と言って排除していない」と、アペルカンプが現時点ではドイツ代表に選ばれることを望んでいると報じている。
森保監督はこのままドイツに滞在し、18日(現地時間)に行われるデュッセルドルフ対レーゲンスブルク戦もスタジアム観戦するという。現在リーグ首位のレーゲンスブルクをホームに迎えての一戦となるが、代表監督へのアピールという意味でも、田中とアペルカンプにとっては重要な試合となりそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)