吉田麻也が“英語&イタリア語”を駆使 サンプドリア同僚らとの“良好な関係”を告白

吉田麻也がチームメイトとのコミュニケーションについて言及【写真:AP】
吉田麻也がチームメイトとのコミュニケーションについて言及【写真:AP】

地元紙のインタビューに登場、CBでコンビを組むコリーとは「お互いを理解している」

 イタリア・セリエAのサンプドリアでプレーする日本代表DF吉田麻也が、本拠地である港町ジェノバの地元紙「Il Secolo XIX」のインタビューに応じている。そこでは、イングランド・プレミアリーグ時代に培った英語力と、1年8カ月ほど暮らすイタリアで習得した言葉を交えてチーム内でコミュニケーションを取る姿があるという。

 吉田はプレミアリーグのサウサンプトンに所属していた2020年1月に、出場機会を求めてサンプドリアに半年間の期限付き移籍。そこでのプレーが評価され、昨季から完全移籍に移行している。

 その吉田は、守備陣の相手によって自分が使う言語を使い分けていると話す。ガンビア人のDFオマール・コリー、ポーランド人DFバルトシュ・ベレシンスキ、スウェーデン人MFアルビン・エクダルとは英語、GKエミル・アウデロとDFトマソ・アウジェッロの両イタリア人とはイタリア語で話すという。その点について「適切なフレーズや言葉を覚えなければいけない。二重の難しさがありますね」と話す。語学力は吉田のみならず、チームにとっても大きな力になっているようだ。

 そして、センターバックを組むことの多いコリーについては「彼とは仲が良く、戦術的には自分のほうが少し優れているかもしれない。彼はとてもスピードがあり、お互いを補完して、1年以上経ってお互いを理解している。フィジカル的に大きな差はないですね」と話す。

 また、同時期にサンプドリアに加入して今季からエンポリへと移籍したDFロレンツォ・トネッリとは、今週末のリーグ戦で対戦することになる。それについて「娘が彼の子供と一緒に学校へ通ったり、彼のジェノバの家へ何度も招いてもらってチームに溶け込めるように助けてくれた。ただ、自分たちもエンポリ戦では勝ち点3が必要。『友情割引』はないですね」と、闘志を燃やした。

 日本代表のキャプテンとしても同世代から若手までをまとめ上げるキャプテンシーとコミュニケーション能力を発揮している吉田だが、イタリアの地でも環境に溶け込みつつ周囲の選手と良好な関係を築いていることが、その言葉からも明らかになっている。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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