「すみません…」 消極的な横パスで号泣したFW浅野、ハリルJの先輩に猛省のあまり謝罪していた

守護神・西川は擁護 「成長するために大事なプレー」

 右ウイングで初先発した浅野はハーフタイムまでに持ち味の推進力を示した。バヒド・ハリルホジッチ監督も高く評価し、後半には積極的に浅野にボールを集める指示を出したほどだったという。だが、巡ってきた最後の大チャンスで消極的な横パス。株価は下がってしまったかもしれない。

 広島で2010年から13年までプレーした西川はプロ入り直後の浅野を知る。13年、四日市中央工業高校からサンフレッチェ広島入りした浅野がデビューした当時、ゴールを守っていたのが西川だった。「縦に速いというだけのイメージだった」という若武者はプレーに幅と変化が生まれたことを感じた。

「単純にうまくなりましたよね。シュートもそうですけど、どこに動いたら相手が嫌かを考えて動けるようになっているなと思いました。センターバックとサイドバックの間に入るプレーだとか、もちろん縦に勝負することだとか、その駆け引きがうまくなったし自信を付けているなと感じました」

 U-23世代からの“飛び級”ではあるものの、浅野のスピードはA代表の武器になる可能性を示した。あとは、この日の悔し涙を次の結果につなげるしかない。あの横パスを若きスピードスターは成長への糧にできるだろうか。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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