「まだトップに立っているかは疑問」 苦心の日本、森保監督の”立場”に中国メディア言及
W杯最終予選1勝1敗のスタートとなった日本の森保監督に注目
森保一監督率いる日本代表は、7日に行われたカタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選第2戦で中国に1-0と辛勝した。10月にはサウジアラビア、オーストラリアと強豪との対戦を控えるなかで、中国メディアは「来年1月の試合で森保監督が日本代表チームのトップにまだ立っているかどうかは疑問だ」と伝えている。
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FIFAランク24位の日本は、ホームでW杯アジア最終予選初戦に挑んだが、コンディションの良いオマーンのプレッシャーをかい潜れずに苦戦。逆に、終盤にサイドを崩されたところから失点を喫し、まさかの黒星スタートとなった。
7日の中国戦でも、5バックを敷く相手に手を焼き、前半40分に右サイドで伊東純也がドリブルで縦に仕掛けてクロスを入れ、大迫勇也がニアでコースを変えて決めたゴールの1点にとどまった。中国が帰化選手のFWアラン、FWアロイージオを前半から起用(後半18分から出場)し、立ち上がりからアグレッシブにプレッシャーをかけてきていたら、違った展開になったかもしれない。
中国とは来年1月27日開催の第7節で再戦となるが、中国メディア「新浪体育」は、この2試合で矢面に立った森保監督にフォーカスしている。
「中国戦の勝利は、森保監督の立場を一時的に保った。ただ、中国と日本の直接対決第2戦は来年1月27日に開催されるが、その時に森保監督がまだ日本代表チームのトップに立っているかどうかは大きな疑問だ。日本は最終予選を勝ち抜くことは難しくないと思われていて、ワールドカップベスト8が彼らの目標だ。ただ、2試合を終えて勝ち点3しか獲得できず、グループBの首位ではない。十分なパフォーマンスではなく、現実と期待のギャップで、観る者の不信感は高まっている。日本のファンの主な懸念は、10月にサウジアラビア、オーストラリアと立て続けに対戦すること。このライバルとの2試合で良い結果を残せない場合、日本の立場は大きく揺らぐ」
森保監督にとっても、日本代表の選手たちにとっても、10月シリーズの2連勝は“マストミッション”となりそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)