神童ムバッペの問題児ぶりを仏記者が暴露 「そのことに腹を立てる同僚も何人かいる」
ジャーナリストのデプレ氏が著書内で「上手くいかないと気難しい気分屋になる」と言及
パリ・サンジェルマン(PSG)のフランス代表FWキリアン・ムバッペは、今夏にレアル・マドリード移籍の噂が過熱していた。世界的な選手として注目を集めるその一方で、性格の気難しさが露呈しているとフランス人ジャーナリストが暴露している。
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ムバッペに疑問を呈しているのは、フランス紙「ル・フィガロ」のジャーナリストであるバティスト・デプレ氏。自著「『Du mondial à l’Euro – L’histoire secrète d’un rendez-vous raté』」の中でムバッペについて記し、その一部をフランスのテレビ局「RMCスポーツ」が引用して伝えている。
「彼のポテンシャルは素晴らしいものだが、扱いにくい面もあり、上手く行かないと少し気難しい気分屋になってしまう。それではチームが上手く調和していくのは簡単ではありません」
ムバッペは2018年ロシア・ワールドカップではチームの主力選手として活躍し、世界一にも貢献した。しかし、夏の欧州選手権ではベスト16のスイス戦でPKを失敗。現地メディアはムバッペがドレッシングルームに悪い雰囲気を持ち込んだと批判したが、デプレ氏も「ほかの選手が十分に気を払わなかったり、彼の望むことをしなかったりするとムバッペは明らかに不機嫌になる。代表でも何度か起きていて、そのことに腹を立てるチームメートも何人かいる」とムバッペの不遜な態度が“レ・ブルー”(フランス代表の愛称)に悪影響を及ぼしていると指摘した。
こうした状況でフランス代表を率いるディディエ・デシャン監督もムバッペの扱いには手を焼いているようで、本には「監督の言葉の一つ一つが誤解を招く可能性があるだけに、ディディエ・デシャンは細心の注意を払っている」と指揮官の苦労が記されている。
スペイン紙「AS」はこれについて、「バティスト・デプレが新刊の中でムバッペのダークサイドを明らかにした」と報じている。ムバッペは来夏のレアル・マドリード加入が既定路線となっているだけに、スペインでも22歳の“裏の顔”への関心が高まっているようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)