リーガ会長、メッシを失ったバルサ経営陣に皮肉 「頭の良い人たちが決断した」

バルセロナを退団したアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ【写真:Getty Images】
バルセロナを退団したアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ【写真:Getty Images】

テバス会長が世界的スターの“流出”に言及 「衝撃的な去り方だった」

 アルゼンチン代表FWリオネル・メッシが、バルセロナと契約延長をできなかったことで、同クラブの経営陣は批判を浴びている。リーガ・エスパニョーラのハビエル・テバス会長も、資金調達に応じなかったバルサの経営陣を皮肉たっぷりに批判した。スペイン紙「ムンド・デポルティーボ」は、渦中のテバス会長のコメントを紹介した。

【PR】ABEMAでプレミアリーグ生中継!三笘所属ブライトンや遠藤所属リヴァプールなど厳選試合を無料生中継!

 メッシがスペインを離れてパリ・サンジェルマン(PSG)に加入したことで、リーガは世界を代表するスーパースターを失った。他のクラブを守る立場を貫き、バルサに特例を認めなかったテバス氏は、メッシの退団が強烈な損失であることを認めている。

 リーガは、投資ファンドのCVCキャピタル・パートナーズに今後50年間の放映権の10パーセントを売却し、27億ユーロ(約3500億円)を得る予定だった。しかし、最終的にレアル・マドリード、バルセロナ、アスレティック・ビルバオを含む4クラブが反対。この4クラブは契約から除外され、CVCキャピタル・パートナーズが支払う投資額は21億ユーロ(約2700億円)に減額された。

 テバス会長は、バルサがこの契約を飲んでいれば、メッシとの契約延長も可能だったとしている。「この合意によって、バルサは2億7500万ユーロ(約356億円)を得るはずだった。だが、彼らはとても頭の良い人たちが決断を下している。それが、最新の判断にも表れている」と、メッシとの契約が合意に達しなかったことに対して皮肉を込めて語った。

 そして、「リーガがベストを提供したいというのは、明らかだ。ネイマールが去り、クリスティアーノ(・ロナウド)が去り、そしてついにはメッシが去ってしまった。衝撃的な去り方だった。なぜなら、1カ月前は交渉がうまく進んでいたのに、急転直下で状況が変わったからだ。メッシが去ったことは、大きな痛みを伴う。でも、私たちの権利が下落しないように努力を続けていた」と、説明した。

 50年という長期契約に不満を唱えた4クラブに対して、適正な価格だと主張するテバス会長。いずれにせよ、メッシがいなくなったことで、リーガが打撃を受けることは間違いなさそうだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



page 1/1

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング