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「ショックを受けた」 バルサ前監督が胸中告白「二度とチームを率いることはない」
セティエン前監督、バルサでは「私が好きなフットボールではなかった」
2019-20シーズンにバルセロナを率いたキケ・セティエン氏は、もう監督業に復帰する意思がないようだ。UEFAチャンピオンズリーグ(CL)でバイエルン・ミュンヘンに2戦合計スコア2-8の惨敗後に解任された62歳のスペイン人指揮官は、現地メディアのインタビューで「もう関心がなくなった」と語っている。
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現役時代にはラシン・サンタンデールなどで活躍し、スペイン代表でのプレー歴もあるセティエン氏。2001年から指導者へ転身し、ラス・パルマスやベティスでの指揮で評価を高めた。19-20シーズン途中にエルネスト・バルベルデ元監督の後任として、バルセロナの監督に就任した。
しかし、リーグ戦では宿敵レアル・マドリードにタイトルを奪われ、CLでは準々決勝でバイエルンに2戦合計2-8と歴史的な大敗を喫した。敗戦の3日後に解任。在任期間はわずか7カ月でバルセロナを去った。
バルサ退団後は無所属となっているセティエン氏だが、これ以上、監督業を続ける意思はないようだ。スペイン誌「Jot Down」のインタビューで、「もう二度とチームを率いることはないと思う」と胸の内を明かしている。
「もう関心がなくなってしまったんだ。ここ数年、私が経験してきたフットボールは私が好きなフットボールではなかった。私が好きだったのはフットボールをプレーすることだった。実際、私は自分が指導者になるとも思っていなかった」
セティエン氏はバルサ時代のことを振り返り、「あのようなドレッシングルームはこれまでになかった。何かが違っていた。ショックを受けたよ」と、選手時代も含め40年のキャリアで一度も経験したことのないチーム状況だったと語っている。
バルサ退団後にはスペイン国外のチームからオファーも受けたというが、それでも現場復帰には至らなかったセティエン氏。名門バルセロナで味わった苦悩によって、指導者としての情熱は尽きてしまったようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)