ミラン本田4-2-3-1の右MFで先発か!? 昨季のシステム、同ポジションで苦い記憶を払拭する

定番システムから昨季の形に変更へ

 ACミランのフィリッポ・インザーギ監督が、28日の敵地チェゼーナ戦で定番の4-3-3から4-2-3-1にシステム変更する可能性が浮上した。3トップの右ウイングで4試合3発と絶好調な日本代表MF本田圭佑は、右の攻撃的MFを務めることが濃厚となった。イタリア地元紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」が報じた。
 DFアレックスとガーナ代表MFミカエル・エッシェンが復帰となるチェゼーナ戦で3試合ぶりの勝利を挙げるために、インザーギ監督は、システムを変更する方針だという。
 指揮官が今季開幕前の就任会見で定番だと主張していた4-3-3ではなく、前節エンポリ戦の途中からテストした4-2-3-1にシステムを移行させる。FWフェルナンド・トーレスが1トップに入り、トーレス加入まで1トップで輝いていた元フランス代表FWジェレミー・メネズがトップ下を務める。昨季までトップ下に強いこだわりを持っていた本田は右の攻撃的MFとなり、左にはアタランタから加入したジャコモ・ボナベントゥーラが入ることになりそうだ。
 今季失点の多いミランだけに、守備時には4-4-1-1に変化し、自陣でしっかりと2つの守備ブロックを築く狙いがある。
 本田は今季右ウイングで新境地を開拓している。だが、不振に喘いだ昨季のクラレンス・セードルフ監督がベーシックとしていた4-2-3-1システムで、しかも同じポジションに入る。ゴールを量産している本田にとっては、自らの成長を示す絶好の機会となりそうだ。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

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