「新たなヒーローが誕生」 セルティック古橋が圧巻3発…”本拠デビュー”を現地称賛

セルティックの日本代表FW古橋亨梧【写真:Getty Images】
セルティックの日本代表FW古橋亨梧【写真:Getty Images】

ホームデビュー戦でハットトリックをマーク、堂々たる活躍に最大級の賛辞

 スコティッシュ・プレミアリーグは現地時間8日、第2節が行われセルティックの日本代表FW古橋亨梧が、本拠地デビュー戦となったダンディー・ユナイテッド(ダンディー・U)戦(6-0)に先発し、ハットトリックをマーク。圧巻の活躍を見せた古橋を、現地メディアは「新たなヒーローが誕生した」と称えている。

 今夏、ヴィッセル神戸からセルティックへ移籍した古橋は、7月31日に行われた開幕節のハート・オブ・ミドロシアン(ハーツ)戦(1-2)で途中出場し、新天地デビュー。この試合から5日後に行われたヨーロッパリーグ(EL)予選のヤブロネツ戦(4-2)では移籍後初先発を果たし、初ゴールをマークした。

 そして、本拠地デビュー戦となったダンディー・U戦でもスタメン出場を果たすと、この試合で圧巻の活躍を披露。前半20分、右サイドからのクロスを走り込みながら押し込み先制点を挙げた古橋は、その5分後にMFライアン・クリスティーからの低いクロスを合わせて2点目を奪う。

 極めつけは3点リードして迎えた後半22分、味方からのスルーパスに反応すると、これを右足でゴール右隅に沈めハットトリックを達成。新天地デビューからわずか3試合目ながら圧巻のパフォーマンスを示す離れ業をやってのけ、チームのリーグ戦初勝利に貢献した。

 ダンディー・U戦での活躍ぶりを、スコットランド紙「ザ・ヘラルド」は「セルティック・パークに新たなヒーローが誕生した」と、驚きを持って報道。記事では「観客を魅了したのは、フリック、フェイント、動き、そしてワークレートといった彼のオールラウンドなプレーだった」とも綴られ、ゴールだけでなく、技術やハードワークを厭わないプレーにも注目した。

 また、かつてセルティックで活躍した元日本代表MF中村俊輔(横浜FC)を引き合いに「中村俊輔との比較は、古橋がグラスゴーに到着した時点で避けられなかったが、古橋は大きく異なる選手であるだけでなく、自分自身の力で名を成すことができるということをここで示した」とも指摘。堂々たる活躍を見せた古橋に、最大級の賛辞が送られていた。

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