「日本の人々に感謝」 スウェーデン女子GK、“新幹線”写真を投稿「私の好きな交通手段」

スウェーデン守護神のGKヘドヴィグ・リンダール【写真:Getty Images】
スウェーデン守護神のGKヘドヴィグ・リンダール【写真:Getty Images】

準々決勝で日本と激突するスウェーデン、GKリンダールが“新幹線”移動時に五輪開催への思い綴る

 東京五輪のサッカー女子は27日にグループリーグ最終戦が行われ、グループGのスウェーデンはニュージーランドを2-0で破り3連勝で首位通過を決めた。30日の準々決勝ではなでしこジャパン(日本女子代表)の前に立ちはだかるが、グループリーグ最終戦を前に守護神のGKヘドヴィグ・リンダールは自身の公式インスタグラムに新幹線との2ショット写真を投稿。「日本のすべての人々に感謝します」と、日本語でのメッセージも添えていた。

 FIFAランキング5位のスウェーデンは、前回の2016年リオデジャネイロ五輪で銀メダルを獲得。19年女子ワールドカップ(W杯)では3位と、近年の国際大会でコンスタントに好成績を残してきた。

 そして今回の東京五輪に向けては福岡で事前合宿を実施し、21日に東京スタジアムで行われた開幕戦でFIFAランキング1位の“絶対女王”アメリカに3-0と快勝。勢いに乗ったチームは、24日に埼玉スタジアムで開催された第2戦でもオーストラリアを4-2で破り、2連勝でベスト8進出を決めた。そして27日に宮城スタジアムで行われたニュージーランドとの第3戦にも2-0で勝利し3連勝、9得点・2失点という充実した内容で首位通過を決めている。

 その最初の2試合でゴールを守ったのが、守護神リンダールだ。アメリカを無失点に抑えると、点の取り合いとなったオーストラリア戦では後半に相手のPKを気迫のセーブでストップし、勝利に導いた。第3戦はベンチ外で“休養”となったが、チームとともに宮城へ移動。その際に東京駅で撮影した、乗車した新幹線との2ショットを公式インスタグラムに投稿しており、「ミヤギ行きの高速列車、私の好きな交通手段!」との一文を添えていた。

 また、その投稿には英語と日本語で東京五輪開催への思いと、移動時の日本人の反応に感謝を綴っている。

「パンデミックの真っ只中に大きなイベントを主催することには良いことだけではありませんが、手を振って私たちを歓迎してくれている日本のすべての人々に感謝します」

 コロナ禍での五輪開催となり、選手もマスク着用などの対策を徹底。バブル方式での移動や滞在により、開催国の日本を感じる機会は限られたものとなっている。そうした制限があるなかでも、遠くから手を振った日本人の反応に感謝の思いを綴ったリンダール。30日に埼玉スタジアムで行われる準々決勝では、なでしこジャパンの前に大きな壁となって立ちはだかるが、両チームが素晴らしい戦いを演じてくれることを期待したい。

page1 page2

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング